映画「アキラとあきら」池井戸ワールド満喫!感動たくさん、心に響くストーリーと涙:東京楽天地の株主優待
2022年8月26日 金曜日
星5つ ★★★★★ 2022年 株主優待鑑賞38本目
池井戸潤による日本の経済小説「アキラとあきら」に基づいた映画
監督は三木孝浩
世間知らず・常識知らず
「池井戸潤」というワードを聞いたのは、偶然にも先週頃に同僚から
「池井戸潤」って聞いたことある名前だけど誰だっけ? と世間知らずの当方はググッてみた
ああ、あの超有名な小説家・・一応名前を思い出した
この前、同僚から日邦工業さんの取締役と株主に「池井戸潤」さんがなっているはずと聞かされた
日邦工業株式会社さんは東京都大田区の精密加工メーカーで、現在、当課で同僚が設備投資をサポートさせていただいいている優秀な企業さん
思わず決算書で株主名簿、役員名簿、役員報酬等を確認
そして池井戸潤さんの経歴を調べてみて、慶應義塾大学文学部および法学部卒業後、三菱銀行に入行したエリート、小説家として大成功、有名な小説多数、すごい人だ!
その才能、能力は大尊敬できるし、偉大な人物!
小説は読まないし、「下町ロケット」「半沢直樹」「陸王」等の有名どころのドラマも観ていないという、極端に小説もテレビも縁の無い当方としては、これら有名作品が池井戸作品だと知らなかった
そんな当方が初めて観る池井戸作品が今回の「アキラとあきら」
・・と思っていたが、映画を観た当日の夕食時に相方と池井戸作品の話をし、相方は池井戸作品の小説はほぼ全部読んでいるとのことだが、何と以前に池井戸作品の映画「七つの会議」を観たよねと指摘された
野村萬斎さん主演の映画で一緒に観たでしょ(もちろん株主優待で)と念を押されて思い出した、あの映画は「池井戸作品」だったんだと世間知らず・常識知らず発覚!!
ストーリー概略
父親が経営していた町工場の倒産によって、幼少期から過酷な運命に振り回されてきた山崎瑛(アキラ)と、御曹司ながらも自ら跡継ぎの座を拒絶し、しがらみと戦う階堂彬(あきら)
メガバンクに同期入社した2人は互いをライバル視して切磋琢磨していたが、立ちはだかった壁によってアキラは左遷され、あきらは親族の権力争いに巻き込まれていく
そして階堂グループに倒産の危機が訪れたことで、2人の人生は再び交差していく
感動沢山
涙もろい当方は、鑑賞中は、何度も鳥肌と涙だらけ
単純に感動する場面に極めて弱いので、こういう作品は泣いてばかり
ストーリーが、観るものをストレートに感動させるようにできているので、もう作品に没頭するとすぐに涙が溢れる
定年退職後の転職では中小企業支援という仕事を選び、日常的に首都圏近郊の中小企業の社長さんの苦労話を聞き、工場訪問し、設備の稼働状況を見せてもらい、決算書を見せていただき、事業計画書を読ませていただき、最近ではコロナ渦で疲弊している中小企業さんの惨状もみているので、まさにこの映画の中に自分も入り込んでいるような錯覚に陥った
また投資家目線では、融資審査、決算書の中身の精査、こちらもまさにこの映画の中に自分も入り込んでいるような錯覚に陥った
というように、ストレートに現在の自分のツボに嵌った映画であるため、★5つ以上に作品愛が沸いた
中小企業支援、中小企業の成長・稼ぐ力をサポートする自分の業務、まさに映画中に自分の日常を見ているようで没入できた
池井戸作品(池井戸ワールド)
過去には池井戸作品がドラマで有名になり、皆が昨日のテレビの話題で盛り上がっても全くカヤの外であった自分
池井戸作品のドラマは観たことがないが、今回の「アキラとあきら」も「七つの会議」も、それ以上の感動が池井戸作品には一杯溢れているような気がしてきた
銀行内部や下町工場の描写に詳しい池井戸ワールドの理由も分かったし、池井戸さんの偉大さを痛感した
何より池井戸さんの優秀な経歴を知り、身近な日邦工業さんの取締役という事実が分かった以上は、陰ながらファンとして「池井戸潤」さんを応援したい
この偉大な「池井戸潤」さんの映画作品を観られて、涙して感動したことを嬉しく思う
このように自分にとって、池井戸作品を意識した初めての記念の映画!!
感動した!!
また、竹内涼真さんと横浜流星さんがカッコよくて、大満足の映画だったことも特筆に値!