2022年2月6日 日
配当控除のお得さを知らない人が多い??
注)素人の記事です 正しい税金情報については必ずご自身で確認くださるようお願いいたします
ブログやTwitterをみても配当控除を申請している人が少ないような気がする??
配当控除の還付申告した、又は準備中、という記事やつぶやきをあまりみかけない??
気のせいかも??
と思って配当控除を申請しない理由を考えてみた
配当控除申請しない理由?
1.年収が1200万円以上
2.配当金はほとんどもらっていない
3.売却損と配当金とを申告分離課税で申告して損益通算したい(※1)
4.忙しいので還付申告する時間がない又は面倒
5.計算したら配当控除の還付金が超少ない
6.ETF、投信(投信の種類によっては還付率が低いか対象外)、REIT、インフラファンド等の分配金しかもらっていない
7.配当所得が増えると配偶者控除から外れてしまうのでNG
8.申告分離課税で確定申告しなければならない理由がある
9.配当控除のお得さを知らない??
10.当方は素人なので当方が知らない理由が他にたくさんある
これらの理由のいずれかだと思う
(※1:特定口座内で配当金と売却損とが自動的に損益通算された場合は、別途総合課税で配当控除を申請することで配当控除の適用を受けることができる)
平均的なサラリーマン投資家
平均的なサラリーマン投資家で考えてみたい
給与所得が600万円で、配当金を年間20万円貰っていると仮定
年収600万円だと
課税所得は約300万~330万程度(控除額により異なる)
このような平均的なサラリーマン投資家なら、20万円の配当金のうち所得税15.315%分が全額還付されるので
30630円還付される
まあ3万円戻ったところで、皆さん儲けているのでこんな端金いらないやという人が多いのかも??
もう少し詳しい説明:
総合課税を前提に説明
課税所得の算出法:
額面年収から、給与取得控除と各種15種類の控除(保険など)を引いて課税所得が算出される
つまり
源泉徴収票の
「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計」を引くと課税所得が算出できる
年収600万円程度でも課税所得300万円程度となりかなり低いことに気づくはず!!
還付率:
課税所得が意外に少ないと気付けば年収1200万円程度(課税所得900万円)以下なら還付されるので検討余地あり
課税所得900万円以下:還付率2.315%
課税所得695万円以下:還付率5.315%
課税所得330万円以下:還付率15.315%(所得税全額還付)
もし配当控除だけの確定申告なら、自宅からe-taxで簡単に申請できると思う
当方は、確定申告の内容が複雑なので配当控除も税務署へ相談に行って申請しているが、仮に特定口座の証券口座が1社なら配当控除の確定申告は非常に簡単だと思う??
課税所得695万円以下の方(サラリーマン、個人事業主)なら配当控除の検討余地あり
要注意:
住民税申告不要のチェックを忘れたら住民税が増税されてしまうので超大変!!
今回から役所に出向かなくとも確定申告だけで住民税申告不要ができるという画期的な改正になったので、やっぱり配当控除検討しないと損??
皆さんの様子をみていると裕福な方が多そうなので、配当控除は興味ないのかも??