映画「グランツーリスモ」万人が感動できる秀作😊/東京楽天地株主優待
星4つ ★★★★ 2023年 株主優待鑑賞46本目
あらすじ
世界的大ヒットのドライビングゲーム「グランツーリスモ」のプレイに夢中なヤン
父親からは「レーサーにでもなるつもりか、現実を見ろ」とあきれられる日々
そんなヤンにビッグチャンスが訪れる
世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレイヤーたちを、本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するため、競い合わせて選抜するプログラム「GTアカデミー」
プレイヤーの並外れた才能と可能性を信じて「GTアカデミー」を立ち上げたひとりの男(オーランド・ブルーム)と、ゲーマーなんかが通用する甘い世界ではないと思いながらも指導を引き受ける元レーサー(デヴィッド・ハーバー)、そしてバーチャルなゲームの世界では百戦錬磨のトッププレイヤーたちがそこに集結
彼らが直面する、想像を絶するトレーニングやアクシデントの数々
不可能な夢へ向かって、それぞれの希望や友情、そして葛藤と挫折が交錯する中で、いよいよ運命のデビュー戦の日を迎える───
感想
まずは、この映画は誰が観ても感動する作品だと思った
大人、子供、車の好き嫌いに関係なく、またゲームのことは全く知らなくても、内容は努力の結果のサクセスストーリーなので誰が観ても素直に感動できる
しかも実話ベースのストーリーというのもスゴイ
親子の気絆、コーチとの信頼関係、単なるゲーマーが真のレーサーとして成功するまでの努力、王道のサクセスストーリーを描いており、非常に分かり易く、観る人の感性にストレートに訴えかけてきて、バックにはそれを素直に受け止められる映画のうまい作り方がある
また個人的に大好きなのは、映画中で日産、NISSAN、NISMOが常に大きくクローズアップされること、これ日本人が誇れること!!
そしてこのゲーム自体が山内一典によって生み出され、映画中でも主人公のヤンが行きたい場所として東京を選び彼女と東京都内を観光・散策すること
よく行く渋谷のスクランブル交差点の映像もよかった
オーランド・ブルームも東京で日産幹部と打ち合わせ、自分の生活拠点であるスカイツリーも映るし、自分が生活している身近な地元で撮影してもらったような気分で映画でも、その場面ではテンションが上がった
そしてレーサーが感じる極度の「緊張」と「プレッシャー」、そして死と隣り合わせの中でゾーンに入り相手をぶち抜く「一瞬の快感」もとても爽快で、感動を後押しする
その全てを圧倒的な没入感で体感させてくれるライド感満載のアトラクション映画の醍醐味も十分味わえた
この映画、緊張と緩和の設計が本当にうまい
基本レースシーンではドキドキしっぱなし、アドレナリンが出まくる!
キャラクターも最高!彼らの関係性、親子関係、コーチやバックのスタフ人達との関係性も最高!
そこから生まれる物語も熱い!
特にドライバーから見たレースシーンの緊迫感、コースを走るレースマシーンの臨場感、そしてコースを見据えるドライバーの瞳
いずれも、F1などのモーターレースをよく見る人にとっては、見慣れた画面かもしれないが、それを体感したこともなく、レースを見たことがない、まったくの素人でもモーターレースシーンをじっくりと見ることができ、それもタイヤのゴムやオイルの匂いなども感じられそうな位、リアルに描かれていたのがとても良かった
ゲームを題材としながらも、現実のレースと言うことで、実車で実写撮影にこだわり、ドローン空撮や音響も素晴らしく、コクピットの1人称視点、地面スレスレのアクションカム視点、車をドローン追跡しての3人称視点など、カット割や工夫を凝らした映像と、それぞれに合わせた音響効果、あえてゲームライクなのだが実映像、実音声で撮るという、本当にリアル以上のレース映像を再現しており、臨場感が半端ではない映画で最高だった
なお、この映画は観る予定に入っていなかったが、つぐみんママさんのポストを見て、感動した映画と高評価だったので、急遽観ることに(同じ東京楽天地優待の利用のお仲間なので)