映画「フェイブルマンズ」/東京楽天地株主優待
2023年3月5日 日曜日
星5つ ★★★★★ 2023年 株主優待鑑賞13本目
2023年度の第95回アカデミー賞では作品賞を含む7部門にノミネート
アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞、作曲賞、美術賞の7部門にノミネート
あらすじ
「ジョーズ」「E.T.」「ジュラシック・パーク」など、世界中で愛される映画の数々を世に送り出してきた巨匠スティーブン・スピルバーグが、映画監督になるという夢をかなえた自身の原体験を映画にした自伝的作品
初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になった少年サミー・フェイブルマンは、母親から8ミリカメラをプレゼントされる
家族や仲間たちと過ごす日々のなか、人生の一瞬一瞬を探求し、夢を追い求めていくサミー
母親はそんな彼の夢を支えてくれるが、父親はその夢を単なる趣味としか見なさない
サミーはそんな両親の間で葛藤しながら、さまざまな人々との出会いを通じて成長していく
感想
とにかく感動した素晴らしい映画だった(自分に完璧に嵌った)
本来の自分はアクションやエンタメ映画でハラハラ、ドキドキのハリウッド大作が好きなので、この手の自叙伝的な映画は、いくらアカデミー賞候補ノミネートと言っても感動しないかも、と期待していなかったが、、、とんでもない素晴らしさ
何が素晴らしいか、、フェイブルマン少年の生き方と、周囲の家族や、係わりを持つ人との触れ合い、その全てが美しい
とにかくフェイブルマン少年に感情移入でき、涙を流した場面が いくつもある
理由は不明、何故だか不明だが、自分がフェイブルマン少年になって、映画を経験できた
ここまで、感情移入出来て感動できる映画は珍しい
当然、2023年に観た映画の中(13本)ではNo.1
この1本前に観たアカデミー賞で作品賞や主要部門を含む最多11部門にノミネートされていた映画が余りに酷すぎたので、このフェイブルマンの良さが、より際立ったのかも
幼少期より映画撮影に興味を持ち、自室がまるで編集スタジオと化していく中で、父や母との触れ合い、いじめに合い、恋愛も失恋も経験し、両親の離婚という一大エポックも越えて、成長してゆく過程が、微笑ましい
ラストのリンチ監督出演の洒落はさすが、、「地平線の位置が下だったり上だったりするのは面白い絵になる」、「地平線の位置が中程ではつまらない、、」、まさしくそうだよね
投資も人と同じことをしても儲からない、自分独自の観点で見てみよう、、