映画『サンダーボルツ＊』／あらすじ評価レビューと感想

映画『サンダーボルツ＊』／あらすじ評価レビューと感想

評価：星３つ　★★★　2025年　株主優待鑑賞11本目

利用した株主優待：松竹

あらすじ

　NYの街に突如として現れた大きな黒い影。瞬く間に市民を消し去っていく謎の敵により、世界は再び大きな脅威と直面する。

　しかし、数々の敵から世界を救ってきたアベンジャーズは、そのピンチに姿を現さない。チーム「サンダーボルツ」は本当に、この脅威から世界を救うことはできるのか？

感想

　マーベル作品なので、面白いだろうと期待して観ました。

　でも、、、そうきたか、そっちの描写がメインか・・っとちょっと肩透かしの作品でした。

　とにかく心の闇、人の心の奥底にトラウマとして残る黒くて暗い闇を描き、エレーナとボブの絆を強く描いた作品でした。

　ストーリー自体は、もはやアベンジャーズに頼ることができなくなった今、それに代わるスーパーヒーローを生み出すべく秘密裏に非人道的実験を行っていたCIA長官ヴァレンティーナは、議会の追及を逃れるために証拠隠滅を図ろうと、エレーナを研究所に向かわせ、そこにジョン・ウォーカー、ゴースト、タスクマスター、さらには謎の男ボブが現れ、自分たちをも抹殺しようとするヴァレンティーナの企みに気づいたエレーナたちは協力して窮地を乗り切り、さらにはセントリー計画の存在とその被験者がボブであることに気づき、アレクセイやバッキーを加えてチーム「サンダーボルツ*」を結成し、絶大な力を手に入れたセントリーことボブと対峙するというもの。

　メインストーリーは、謎の男ボブをめぐる展開でわかりやすいです。
　冒頭は主人公のエレーナのアクションで始まりますが、その後は彼女の虚無感や後悔を描き、ラストにかけてエレーナとボブの絆を描いて、本作の根底に流れるテーマを感じさせます。

　マーベル作品にしては、アクションシーンがちょっと物足りなく、謎の男 ボブ（セントリー）の桁違いのパワーと容赦ない能力に対してどう戦うのかと期待していたのですが、そのあたりはちょっと迫力不足というか、描き足りないというか、作品全体の盛り上がりに欠けていました。

　とにかく、心の闇に焦点を当て、そのように作品を描くのか、そういう魅せ方をするのかと期待とはギャップがあり、それでも今後の作品に続くようなのでマーベルらしさに期待したいと思います。

　最も気になったのは、タスクマスターが、映画序盤であっけなく死亡してしまったこと、、どうしてメンバーに残らなかったのか、メンバーとして残して今後も活躍して欲しかった。。観終わったあともずっと気になってしまった。

　ポストクレジットは、中盤とエンドロール後の２パターンありましたが、次の「ファンタスティック４」へと続く展開が、どのようになるのか楽しみにしたいと思います。

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　最後までお読みいただきありがとうございました。
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