映画「スペンサー ダイアナの決意」ダイアナ妃の苦悩を描いた衝撃作/東京楽天地株主優待
2022年10月22日 土曜日
星3つ ★★★ 2022年 株主優待鑑賞52本目
あらすじ
1991年のクリスマス
ダイアナ妃とチャールズ皇太子の夫婦関係は冷え切り、世間では不倫や離婚の噂が飛び交っていた
しかしエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスに集まった王族たちは、ダイアナ以外の誰もが平穏を装い、何事もなかったかのように過ごしている
二人の息子たちと過ごす時間を除いて、ダイアナ妃が自分らしくいられる時間はどこにもなく、ディナー時も礼拝時も常に誰かに見られ、彼女の精神は限界に達していた
追い詰められたダイアナ妃は故郷サンドリンガムで、その後の人生を変える重大な決断をする
感想
チャールズ皇太子もカミラ夫人も生きてる今、こんな映画が作られてしまうことに驚愕
保守的な日本ではあり得ない映画であり、ダイアナ妃の苦悩を現存する周囲の人々との関係をこれだけリアルに描いて良いものだろうか??
本作は事実に基づいた寓話であるため、ダイアナ妃の考えや生き方がどこまでリアルなのかは不明だが衝撃作
クリステン・スチュワートはダイアナ妃を演じて本作で第94回アカデミー賞の主演女優賞に初ノミネート
熱演ぶりを観れば納得、特に“眼差し”が強く、鮮明に印象に残る
クリステン・スチュワートは、とにかく綺麗で、美しく、スタイルが最高に良く、どこかダイアナ妃にも似ていて映画の中では眩しく見えた
しかし苦悩を描いているので、自分の中の印象に沿った綺麗で好きなタイプのダイアナ妃には見えなかった
言葉遣いや言動、特にダイアナ妃が「fuck」と呟く場面等では、日本の皇室のイメージからは、あんなに綺麗なダイアナ妃がそんな下品な言葉を口にしないで、、と内心ショックが隠せなかった
やっぱり、不倫スキャンダルなんて、英国王室そのものが想像を超えているし、ダイアナ妃がどのように悩んだのか、、苦しんだのか、、想像したくない・・
ダイアナ妃の事故死のニュースをリアルタイムに聞いていた身としては、その内幕やスキャンダルは知らずに、できれば綺麗なベールに包まれた憧れの美しいダイアナ妃のまま、イメージを壊さずにいて欲しい、、、
ラストでのダイアナ妃の明るい笑顔と二人の子供との心のふれあい・無邪気に遊ぶ姿、このような明るい未来が永遠に続いて欲しいと願わずにはいられなかった