映画「ヒトラーのための虐殺会議」(大量虐殺方法を議論する会議)/東京テアトル株主優待
2023年1月27日 金曜日
星3つ ★★★ 2023年 株主優待鑑賞3本目
あらすじ
第2次世界大戦時、ナチス政権が1100万人のユダヤ人絶滅政策を決定した「バンゼー会議」の全貌を、アドルフ・アイヒマンが記録した議事録に基づいて映画化
1942年1月20日正午、ベルリンのバンゼー湖畔に建つ大邸宅にナチス親衛隊と各事務次官が集められ、「ユダヤ人問題の最終的解決」を議題とする会議が開かれた
「最終的解決」はヨーロッパにいるユダヤ人を計画的に抹殺することを意味する
国家保安部代表ラインハルト・ハイドリヒを議長とする高官15名と秘書1名により、移送、強制収容、強制労働、計画的殺害などの方策が異論すら出ることなく淡々と議決され、1100万人ものユダヤ人の運命がたったの90分で決定づけられた
出席者たちがユダヤ人問題と大量虐殺についてまるでビジネスのように話し合う異様な光景を、ありのままに描き出す
感想
不覚にも、映画の半分以上を寝てしまった
株主優待で映画を無料で見始めて、20年以上の歴史があるが、ここまで寝てしまったのは初のこと
内容はまあまあだったので、寝てしまった理由が不明だったが、帰宅後に思い当たる点が・・
会社員時代につまらない会議が多く、いつも寝不足で会社に通っていた30年間は会議になると眠くなるという暗示のような刷り込みが働いていた
会議に参加し、ただ発言を聞いているだけだと眠くなる・・・その刷り込みが、この映画で働いたと思う
つまり、暗い映画館で、自分は絶対に発言しない会議に参加し、しかもドイツ語という聞き取れない言語の発言を淡々と聞いている、、、刷り込みにより寝落ちする😱
大量虐殺を、いかに効率よく、スタッフ(兵士)に負担をかけず、コスパ良く実施するかを話し合う会議
普通の会社で、普通に行われている会議の様子を、淡々と映画化したようなもの
但し、発言の内容は、ユダヤ人の大量虐殺という、非人道的な、あり得ない内容を、ビジネスライクに割り切って話し合っている、、😨
過去の映画で、女性や子供のユダヤ人を毒ガスの施設へ招き入れ、一気に大量虐殺をするという悲惨な光景を観たことがあるが、正にこの大量虐殺方法を話し合って決めていた会議だった
たったの90分の会議、内容は惨憺たる戦慄の会議、この会議で決まった、こんな衝撃的なことが、、異常な会議のはずなのにっ、でも、、普通の雰囲気の会議だった🥶
結果600万人のユダヤ人が亡くなることへ繋がった
自分の中では、この歴史上の事実がどうしても受け入れられない・・・
自分の大好きなエンタメ映画とは真逆の映画、一切エンタメ性を感じさせないが、こんな映画あるんだと強く印象に残った映画😖