映画「オットーという男」/ハートフルなヒューマンドラマ/東京楽天地株主優待
2023年3月10日 金曜日
星4つ ★★★★ 2023年 株主優待鑑賞14本目
退屈なストーリーっぽいが、トム・ハンクスが主演なので観ることにした
あらすじ
本作は、スウェーデン発の世界的ベストセラー小説『幸せなひとりぼっち』を、『プーと大人になった僕』のマーク・フォースター監督、プロデューサーもトム・ハンクスでハリウッドリメーク
妻・ソーニャに先立たれた老人・オットー(トム・ハンクス)は、生きる気力を失っていた
オットーは毎日近所を見回り、ゴミの分別や駐車違反などに文句を言うのが日課
そんなある日、向かいにマリソル夫妻と子供たちが引っ越してきた
メキシコ移民で妊娠中のマリソルはオットーにいろいろなお願いをする
仕方なく彼女の頼みを引き受けるうちに、オットーの心情は徐々に変化していく
感想
ストーリーは、特筆すべきものはなくよくあるタイプ
それでもまったく眠くならず、涙を誘う部分もあり、感動した
何故ストーリーもたいしたことないのに、感動できたのか、、たぶん、トム・ハンクスにそれだけ観る人を引き付ける何か、、多分彼の個性、演技力、観る者を魅了する不思議な力があるのだろう
また、とにかく陽気で、お節介なメキシコ移民のマリソル(マリアナ・トレビーニョ)がとってもイイ味出している
お節介だが、超陽気で人懐っこく観ていて心が洗われるような素直さでチャーミング、大好きなタイプを演じていた
更に、若き日のオットーと最愛の妻ソーニャの交際の様子は、回想シーンで語られているが、若いオットーを演じていたのが、なんと、トム・ハンクスの実息子の一人トルーマン(観終わった後に相方が調べた)で、トルーマンは俳優ではないのに、今回初めて演じたらしい
若い頃のトム・ハンクスに違和感が無く、これまたイイ味出していると思ったのは、さすが息子だったとは、、
結局、この映画に出演している人達、それぞれが人間味があり、全ての人が素敵な魅力あるキャラだったことも、イイ映画と感じた理由かも
本来は、アクション映画やエンタメ映画が大好きで、このような退屈な話題は苦手な映画だか、何故か心が温かくなって感動した
フェイブルマンに引き続いて、とってもよい映画が観られてよかった!!