映画「ナポレオン」戦い場面の壮大な迫力/東京楽天地株主優待
星4つ ★★★★ 2023年 株主優待鑑賞60本目
あらすじ
1789年 自由、平等を求めた市民によって始まったフランス革命
マリー・アントワネットは斬首刑に処され、国内の混乱が続く中、天才的な軍事戦略で諸外国から国を守り 皇帝にまで上り詰めた英雄ナポレオン
最愛の妻ジョゼフィーヌとの奇妙な愛憎関係の中で、フランスの最高権力を手に何十万人の命を奪う幾多の戦争を次々と仕掛けていく
冷酷非道かつ怪物的カリスマ性をもって、ヨーロッパ大陸を勢力下に収めていくが――
フランスを<守る>ための戦いが、いつしか侵略、そして<征服>へと向かっていく
物語の軸となのは、彼が平凡な兵士から皇帝の座に就くまでの過程
後に妻となるジョゼフィーヌ・ド・ボアルネとの不安定なロマンスとともに、ナポレオン戦争、容赦ない野心、並外れた軍事指導者であり戦争の先見者としての驚くべき戦略的頭脳などが描かれている
感想
監督があの リドリー・スコット ということで期待して観た
80歳過ぎたリドリー・スコット・・もう80歳過ぎてるんだ、へぇ~、、、これを作れるパワーが凄すぎる
ナポレオンといえば
「我が辞書に不可能の文字はない」
「3~4時間しか睡眠をとらなかった」
とか・・そんなことしか知らない
この映画は、冒頭でマリー・アントワネットのギロチンシーンから始まる
「ナポレオン」の前に映画「首」を観て、「首が飛ぶ飛ぶ」といささか辟易としたのでどうなるかと思ったが、「首」とは比較にならないほどに映画が重厚で、この点では大満足だった!!
ナポレオンが国王になるまでのスピード感、ダイジェストみたいな速さだったけど、実際そういうまとめ方になるくらいに大出世だったんだろう
そして、何より戦いのシーンが圧巻、、、すごい迫力、、本当にすごかった🤣🤣
この戦いの場面を大画面で観るだけでも価値がある
この戦いとはアウステルリッツの戦い
敵軍を雪が被った凍った湖におびき寄せて、相手がそこが氷上とも知らずに進んで来た所を、大砲で撃破する
これだけ頭脳戦を戦えるとは、とにかく映像美と迫力がすごかった
更にワーテルローの戦いのナポレオンの様子、ああ、これがナポレオンの人生か、、、としみじみ
ナポレオン=英雄のイメージだったけど、よく考えると、最初はフランスのためだったのが、すごい人数の犠牲を出してフランスを占領し、周囲に領土を広げたっていう感じ
また印象的だったのが、妻を愛していたこと
一途にジョセフィーヌという妻を最後まで愛しとおす
ナポレオンってこんなに、けなげで一途な男だったんだ・・・
ナポレオンが仕掛けた戦争の数、フランス兵の犠牲の数、エンドロールで犠牲者数が表記されるが凄過ぎてピンとこない
ナポレオンの冷酷さが印象に残った