映画「アーガイル」/あらすじ評価レビューと感想
評価:星3つ ★★★ 2024年 株主優待鑑賞11本目
あらすじ
『キック・アス』(2010年)、『キングスマン』シリーズで知られるマシュー・ボーン監督の痛快スパイ・アクション映画『ARGYLLE/アーガイル』。
凄腕エージェントのアーガイルが世界中を飛び回り、謎のスパイ組織の正体に迫る大人気スパイアクション小説「アーガイル」。
ハードなシリーズの作者エリー・コンウェイの素顔は、自宅で愛猫のアルフィーと過ごすのが至福の時という平和主義。しかし、新作の内容と実在するスパイ組織の活動がまさかの一致で、エリーの人生は大混乱に!
物語の続きをめぐり命が狙われる事になった危機的状況をエイダン(サム・ロックウェル)と名乗るスパイに助けられる。
果たして、出会うはずのなかった二人と一匹の猫の危険なミッションの行方は…?!
レビューと感想
イギリスのスパイ映画となれば、どうしても偉大な「007」シリーズを意識せざるを得ないが、近年は『キングスマン』シリーズも楽しく観てきた。
『キングスマン』シリーズは全部観てきたが大好きだ!
アーガイルは、『キングスマン』シリーズの監督作品という期待があり、楽しみに観に行った。
がしかし、、『キングスマン』と比較するとイマイチな感じ。
ハラハラドキドキのアクションとスリル、サスペンスを満喫したいと思っていたので、導入部分は正に期待通りとテンション上がった。
導入部分はイケメンと美女スパイのアクションが凄かった!!、、、が、ストーリーが進んでいくとアクションは迫力ないし、ストーリーに工夫はあるがちょっと薄い感じ。
非常に複雑な構成を有した作品であることは確かで、二転三転どころか、四転五転して、誰が味方で、誰が悪党なのかと、観てゆくのは面白いはずなのだが、観ていて感動やハラハラが少なかったのは如何に。。。
ストーリーが展開して、新しく提示された事実に、あっそうなんだと思っていると、さらに新しい事実が提示されるし、ストーリーは面白いはずなのだが。。。。
意外性というか、えっ、あっ、びっくりのようなシリアス性がなかったような。。
何故か理由を考えてみると、ハードアクション的なシリアスな本格的なスパイ映画ではなく、ちょっと間の抜けたユーモア系のスパイアクションという中途半端な映画だったからかな、、。
主人公のエリー・コンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)がぽっちゃり系の絶対アクションやらない系の中年のおねえさんなのだが、彼女が実は敏腕スパイであってスパイアクションを演じるのをずっと不自然に、これジョーク的なユーモア映画なのだろうと思って観ていたので、自分のツボには嵌らない映画だった可能性が高い。
しかし、『ARGYLLE/アーガイル』は、全3部作のフランチャイズになることが発表されているらしく、2作目ではアーガイルがスパイになるまで、3作目では1作目の続きが描かれる予定らしい。
機会があれば、今後のシリーズを期待して観てみたいが。。。