映画「マダム・ウェブ」/あらすじ評価レビューと感想
評価:星3つ ★★★ 2024年 株主優待鑑賞10本目
利用した株主優待:東急レクリエーション
あらすじ
マーベル・コミックスの同名のキャラクターを主人公にしたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。
マーベル映画初の本格的なサスペンスでミステリーな内容の作品である。
ニューヨーク。救急救命士として働くキャシー・ウェブ (後のマダム・ウェブ) は、一人でも多くの命を救うため日々奮闘していた。
ある時、救命活動中に生死を彷徨う大事故に巻き込まれてしまう。それ以来、キャシーはデジャブのような奇妙な体験を重ねるのだった。
自分に何が起きているのか戸惑うキャシーだったが、偶然にも出会った 3人の少女たちが、黒いマスクの男に殺される悪夢のようなビジョンを見てしまう。
それが未来に起きる出来事だと確信したキャシーは、少女たちを助けることを決意。
未来が見えるという不思議な力を使い何度も危機を回避するが、謎の男はどこまでも追ってくる…。
男の目的は一体?なぜ執拗に少女たちを追うのか?
やがて明らかになる、少女たちの<使命>とキャシーの能力の秘密。
少女たちを守る先に、彼女が救うことになる<未来>の正体とは――?
レビューと感想
派手なイメージのマーベル映画だが、これは未来が少し垣間見える地味な能力をもったマダム・ウェブの活躍で、決してハラハラドキドキのアクション盛りだくさんのエンタメ映画ではなかった。
しかし、ストーリーはテンポよく進み、観ていて集中して楽しめた。
そしてキャシー・ウェブ (後のマダム・ウェブ)誕生の秘密が丁寧に描かれていた。
マダムウェブや彼女が助ける3人の少女たちの将来の姿が何を意味しているのかは、今回の映画では明らかにされない。
オフィシャルサイトでは、この映画は「マダム・ウェブ誕生の物語であり、これまでのマーベルと一線を画す、壮大な本格ミステリー・サスペンス」と解説されている。
そして、この映画のラストは、続編にも繋げられるような開かれたエンディングだった。
主人公のキャシー・ウェブは視力を失い、サングラスのようなゴーグルをして車椅子生活(X-MENを想起させた)になっており、予知能力については、3人の少女たちの近い未来も言い当てられるようになっており、力を増しているように思える。
黒いマスクの男と戦った時に、分身の術のような能力も使っていたし明らかに能力を増していそう。
また、3人の謎の少女たちはスパイダーウーマンのようなヒーローとして活躍する姿がキャシーのビジョンとして明確に描かれており、3人それぞれの単独作品も作れそうな終わり方を迎えている。
このように、マダム・ウェブ誕生に加えて、3人の少女たちのスパイダーウーマンのようなヒローっぽさが描かれているので、このシリーズは今後どうなるのだろうか、とにかく続編が気になる~。
マーベル作品なので、シリーズ化されて続編やスピンアウト作品が生まれるのではないか? 楽しみにしておきたい。